未来の家のカタチ「ZEH -ゼッチ-」とは 新築一戸建て住宅
最近「ZEH -ゼッチ-」など省エネに関する言葉やニュースをテレビなどで耳にすることはありませんか
政府は2020年までに、標準的な新築住宅をこの「ZEH -ゼッチ-」にすることを目指し、さらにその10年後(2030年)までには「ZEH -ゼッチ-」を、新築住宅の平均にすることを目標にしているそうです。
ではこの「ZEH -ゼッチ-」とはそもそも何なのか。少し複雑な点もあるかもしれませんが、分かりやすくお話していきたいと思います。
「ZEH -ゼッチ-」とは
「ZEH -ゼッチ-」とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の頭文字をとった略称で、住宅のエネルギー消費量(電気・ガスなどの消費量)をプラスマイナスゼロもしくは、マイナスにする住宅のことです。別の言い方で「ゼロエネルギー住宅」とも言われています。こちらの言葉のほうが聞き覚えがあるのではないでしょうか。
ちなみにエネルギー消費量がプラスマイナスゼロというのは、完全にゼロという意味ではありません。正味ゼロにするという意味です。どういうことか。下のグラフをご覧ください↓
まず「基準一次エネルギー消費量」とは、住宅のエアコンや照明・お風呂などの消費量を指します。この「基準一次エネルギー消費量」を、住宅の外壁に貼る断熱材などを指す「外皮性能・設備機器」と、太陽光発電やエコキュートによって発生する「再生可能エネルギー」でカバーして正味ゼロもしくはマイナスにするという意味です。
なぜ「ZEH -ゼッチ-」を推すのか
そもそもなぜ政府は、ここまで大きな目標を立てて「ZEH-ゼッチ-」を推進しているのでしょうか。
その背景にあるのは、昔に比べて現代は急激にエネルギー消費量が増えていることです。
このグラフでも一目瞭然ですが、エネルギー消費量が増えるということは、地球温暖化が進んでいるということでもあります。政府は2030年までに地球温暖化の原因である温室効果ガスを3割~4割削減することも目標にしています。つまり「ZEH-ゼッチ-」は、その一環だということです。省エネの重要さがよく分かりますね。
「ZEH-ゼッチ-」のメリット・デメリット
ここまで「ZEH-ゼッチ-」について説明してきましたが「ZEH-ゼッチ-にしようかな」と思う方もいれば、
「まだ必要ないでしょ」と思う方もいると思います。そこで「ZEH-ゼッチ-」のメリット・デメリットを
まとめてみました。
<メリット>
・普段の電気料金などが抑えられる
・場合によっては補助金が出る
・夏涼しく・冬暖かい快適な住宅環境になる
<デメリット>
・初期費用が高くつく
・業者が「ZEH-ゼッチ-」に慣れていない可能性もある
以上が主なメリット・デメリットです。まだ「ZEH-ゼッチ-」自体は市場に十分浸透していないので、「ZEH-ゼッチ-」に詳しい業者は多くないので手探り状態の部分もあるようです。でも1度「ZEH-ゼッチ-」にしてしまえば快適になるのは間違いありません!
さらに、2020年には省エネ基準というものが義務化されます。今はこの省エネ基準をクリアしなくても住宅を建てられますが、義務化された後はこの基準をクリアしなければ、住宅の資産価値が落ちてしまいます。
これから住宅を建てることを検討中の方は特に注意が必要です。
ベスト・ハウジングでも現在「ZEH-ゼッチ-」を続々計画しています。
ご不明な点や聞いてみたいことなどございましたら、お気軽にベスト・ハウジングへご相談ください。その他住宅に関するご相談もお気軽にどうぞ!